
こんにちは!スローランに目覚めて、10代からやっておけばよかったと激しく人生を回顧しまくるkoukiです!
本日、早朝に7キロ走ってきました。 つい3年前には、私にとって考えられない習慣です。 特に、マラソンの大会に参加することについては、
金払って走る大会に出る奴はバカだ!
と疑いもしませんでした。
おそらくこれを読んでいるあなたも、大多数の人も、きっと私と同じ考えだとおもいます。 そんな私が、2年程前にハーフマラソンにも出場しました。
今でも斜に構えた冷めた気持ちは大事に持っていますので、その視点から文章にしていきたいと思います。
もくじ
長距離走に対する元々の認識
まず、私について簡単にお話しします。
私は身体を動かすこと、運動は好きな方です。
但し、短距離向きであり、基本的に筋肉痛も嫌いです。
スポーツでも長時間の、私の住む岐阜の言葉でいう『えらい』競技、いわゆる辛い大変な競技に興味が全くありませんでした。
走ることについて、達成感や景観を楽しめるといった認識はなく、ただただ修行で、トレーニングで、ダイエットのため仕方なく時間を浪費して行う行為だと思っていました。
実際に、学校で行われたマラソン大会は苦痛でしかなく、順位も中ほど。
運動の才能ではなく、きちんと走りこんでいる努力した奴がきちんと成果をあげる競技であると思っていました。(学校のあまり運動のできない秀才はきちんと速かったから。)
同じく有酸素運動である山登りについては、登頂した時の景色や達成感については辛うじて、理解できるレベルでした。
そんな認識の私にも走り始めるきっかけがあったと今思い返したのです。
走ることになる経緯
私は山に登ったことがあります。
登ったことがある、という言い方の方がしっくりくる程だということです。
小学校の頃に父親に連れられて登った岐阜県と長野県の間にある御嶽山に登ったことがあるのですが、その時に山頂から見た風景は本当に美しいものでした。
人は美しいものを見るために生きているのではないか
と、心から思えました。
美しいものは数ありますが、小学校当時に金曜ロードショーで宮崎駿の映画、天空の城ラピュタを見た時も同じ感覚だったのです。
大空に巨大な城がそびえ、美しい雲海・・・ブラウン管で見た漫画の映像でしたが、とても綺麗だと思ったのです。
ここのあたりで、方向性を見出す人は、美しい景色を見るために山登りをライフワークにしたり、美しい景色を書くために美術を志したり、写真を趣味にしてみたりしていくのかもしれません。
私の場合は、山や映像が綺麗だとは思いましたが、具体的に行動に移すことはありませんでした。 そして一昨年に、すごく綺麗だった、と噂を聞いた、これまた漫画の映画である『君の名は』を映画館で観たのです。
漫画の映画は先ほど説明した宮崎駿の漫画映画くらいしか見ていなかった私が、映画の中の都会の朝日や山の風景の息を飲むような描写の美しさに、再び魅了されてしまったのです。
そこで、再び、
美しい朝日を見たい、山の美しい風景を見たい
そう思ったのです。
もう一つの理由として、私は現在ジムに通っていますが、そこにあるランニングマシンを使って汗を流していました。
ある日、定休日を忘れてジムへ行き、ジム気分だった私は仕方なく、ランニングマシンではなく普通に屋外ランニングをしたのです。
20分ですよ?
20分程度走ったところで、なんと筋肉痛になっていることに気が付いたのです。 ジムに通って、ランニングマシンで走っていたのに、ガチランをした途端、筋肉痛となったのです。
私は衝撃を受けました。
いままでランニングマシンで走っていたのは何だったのか?? 初めて知りました。 ランニングマシンと、本当に走る筋肉は使う筋肉が違うということを。 そういった要因が重なり、本当の筋力づくり、登山のできる筋力作りの一環として早朝ランニングを始めることにしたのです。
始めたばかりの頃の早朝ランニングで感じたこと
早朝ランニングは初日は楽しくても、早起きをする、寒い、息が切れてえらい、筋肉痛になる等、数日で辞めようと思うには十分な理由が揃っていました。
しかし、美しいわけです、朝日。
私の住む岐阜県はご存知のとおり、都会ではありません。
むしろ山に囲まれた田舎です。
でも、目的がありますから、早朝に眠くて、やっぱりやめようか等と考えながら、真新しいランニングシューズ、ジャージを着て自宅を飛び出したのです。
冬の日の朝に、透き通る空気の中、未だ夜が明けきらない状態で自宅を出発する。 目的地は最寄りの山裾にある公園。 走り始めるとやや息がきれてくるものの、20分程度走った頃から、息切れはなくなり、眠気も収まり、体も温まってくる。 車や人はほとんどない。 やがて、ゆっくりとあたりが明るくなり、ゆっくりと朝日が昇ってくる。 神々しいまでの朝日に照らされながら、自分が長年住んで知っていたつもりの街を走る。 街の風景が真新しい。 普段車で走り去る風景は、ランニングだと細かいところに目が行き、全く違って見える。 走る速度なんて関係ない、ただただ気持ちよく朝日の中を走る。 最高だ、なんだこれは。 なんて気持ちいいんだ、世界は回っている、今日が来た。 私が住む街にも朝がやってきてくれた、ありがとう! 全てに感謝、今を生きていることにありがとう。
・・・・・これです。
これガチでのランニングにハマった時の感想です。
気持ち悪いですか?
気持ち悪いですよね。
でも本当なんですよ。
ただ、今でも早朝ランニングは自宅を出る瞬間まで本当に迷います。
何かの理由を無理やり作って、今日は走るのをやめようと考えます。
ですが、走り始めると先ほどの気持ちになるわけです。
でも思い出すわけです、ハマった時に感じた気持ちを。
目的は速さでも、記録でもありません。
ただ、朝日を浴びながら、地元を走るだけで、太陽のありがたさや地球が回っていることを感じられるのです。 この気持ちはどこから来るのか?
一言でいえば、
気持ちよく、心地よく感じる脳内分泌物が出ている
としか思えません。
いろいろググってみても、そういう記事がいくつもあるので、実際にそうなんでしょう。
この気持ちよさは肩もみや温かい布団とは方向性が違うもので、この脳内分泌物が更に出まくれば、『ランニング道』という精神論的な悟りの感覚や、更に行くとことまで行けば宗教に繋がるんじゃないかという方向性のたぐいかもしれません。 私がたどり着いた、その感覚を強いて言えば『瞑想』だということです。
じっとしていることだけが瞑想ではなく、走ったり、歩いているだけでも瞑想に到達できる可能性があると思うのです。
これだけでも走る意味があると思うのです。
走ることによって得られる効能
- 思考について
まず、気持ちがノリまくっている状態なので、走っている間、プラスな感覚ばかり頭に浮かびます。
早起きすることで、一日中、高回転で頭のエンジンが回り続けています。
仕事前の朝に早起きして走りに出ることは、さすがに相当な抵抗がありますが、それでも実際は一日頭は冴えています。
思考は極めてクリアです。
- 気持ちについて
朝から目が覚めているので、眠くて嫌々朝ご飯を食べるような感覚はありません。 朝イチ、会社で気持ちよく「おはようございます!」が言えます。
- 体力、体調について
デスクワークが多いと肩こりになりやすく、かつ体力が続かないと夕方だるくて仕方ないのですが、肩こりが劇的に改善されるうえ、早起きしているのに夕方まで元気印です。 飲み会の帰り、終電逃しても歩いたり、走ったりして余裕で帰れるようになります。
- 禁煙について
私は以前喫煙者でした。
走り始めることによって、息切れしたくないという思いから、紙巻きたばこを吸わなくなりました。
たばこをやめたことも肩こり改善の大きな要因なのかもしれません。
- 美容について
走ると汗をかきます。
最初で出てくる汗はベトつく塩辛い汗、やがてサラサラの塩味の薄い汗になっていきますが、これ、完全にデトックスだと思います。 走り終えてシャワーで汗を流すと、顔や肌はつるつるですよ!
主だった効果を書きましたが、まだまだ見えない効果があると思います。
具体的なスローランと朝ランのやり方はこちらに書いています。
おわりに
さらりと、ランニング記事の第一回目ということで、感じたままに書いていきました。
ランニングについては、また記事にしていきたいと思っています。
村上春樹も毎日1時間ランニングに時間を使っていますが、ランニングの効果について語っていますので、私が語るよりもわかりやすく、かつ専門的であると思いますので、興味のある方は一度、小説ではない走ることについて語った村上春樹の本を読んでみてください。
速く走らなくていいんですよ、楽しんでやれば。
楽しむランニングについては改めて記事にしていきたいと思います。
あなたが今望んでいる感覚は、少しだけ手を延ばせば簡単に感じることができます。
ダイエットも考えている方はプロテインも使ってください。
プロテインは誤解されますが、太りませんよ。
逆に脂肪燃焼サイクルを作り上げることができます。