
こんにちは!最近じわじわせまりくる地震に備えて、非常用グッズをそろえつつあるkoukiです。
今日は題名そのまま、南海トラフ大地震についてです。
以前は東海地震と呼ばれ、静岡県を中心に愛知岐阜三重に甚大な影響を及ぼす地震として騒がれていましたが、最近では南海トラフ大地震と呼ばれ、太平洋側の四国、九州、東海をまたがる震源地による広域巨大地震に発展すると考えられています。
これは過去、東海地震と間を置かず四国、九州地方でも大地震が発生しているというデータから関連性が高く、連動して発生すると考えられているからです。
いずれにせよ、マグニチュード8クラスの巨大地震が、周期的には近々に発生すると考えられており、その予知及び前兆を様々な角度で学者たちが研究しています。
もくじ
地震の揺れそのものによる被害
南海トラフ大地震の地震規模はマグニチュード8。
この数字はエネルギーの強さそのもので、
(Aはある観測点の振幅、Bは震央距離Δや震源の深さhによる補正項)
という計算式でパワーを計算するらしい。
この計算式、一般人には意味が分かりませんが、簡単に説明すれば
『震源地がどのくらいの深さにあって、どれくらいの揺れる強さ』があるかということです。
ちなみに、東日本大震災は、マグニチュード9、震源地の深さは23.74Kmです。
揺れによる被害は、少なかったという結論でした。
それは阪神淡路大震災の教訓を生かして、国が建物の耐震基準を上げたことによる建造物そのものの強度が増していること、基準を満たすために主だった建物は補強工事を義務づけられていたこと等があげられます。
自宅が倒壊するという被害は、新しい家についてはあまりないのかもしれません。
但し、地盤が歪み、建物が歪むことは予測しておかなければならず、倒壊による死者は少ないながらも、居住は困難となる可能性は十分に理解しておかなければなりません。
津波による被害
東日本大震災で被害を甚大にした理由は、揺れそのものではなく、揺れによって発生した津波であることは異論のない部分であると思います。
津波は沿岸部はもとより、川沿いの地域に甚大な被害を及ぼし、建物の損壊のみならず、浸水により居住不能の状態となります。
地盤の液状化やライフラインの寸断により、仮に倒壊や浸水を免れても、その後居住し続けることは困難な状況になりうると言えます。
南海トラフ大地震は、東京、神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山、愛媛、高知、宮崎、鹿児島等の太平洋側沿岸部の津波被害は容易に予想でき、この点について、東日本大震災の教訓として避難経路の整備、避難場所の指定、心構えという程度の備えしかできていないのです。
耐震基準を変更することはできても、沿岸部の居住地を制限したり沿岸部全てに10m以上の巨大津波に耐えうる防波堤の建設をすることまではできないのです。
地震に対する備えの重要性
阪神淡路大震災、東日本大震災を経て、何が変わったか。
建築基準が変わったのは大きなことですが、それよりも多くの現代日本人の心構えが変わったことが大きな変化だと考えます。
ボランティア活動の在り方や活動内容、救援物資の輸送、大規模災害時の緊急車両専用道路指定など、国も民間も対策を講じており、ひとえに災害に備える気持ちが、数十年前に比べて変わってきており、かつその技術や経験が熟成してきていると言えます。
私は岐阜県に居住しており、津波被害は免れることはできるでしょうが、揺れによる被害、ライフラインの寸断、道路の寸断、物資の不足は予想できます。
地震自体が広範囲にわたる場合、復興にかかる期間は長期にわたり、今までの生活の形は確実に変わるでしょう。
短期間においても、ライフラインの寸断により、生活が極めて困難な状況い陥る可能性がありますので、予想できる部分で、最低限用意できることは用意していきたいところです。
必要になると予想できるもの
第一に住居
耐震基準が上がっていることで、それ以降に建造された建造物は、今後発生すると考えられる地震では即倒壊までは免れるかもしれません。
ですが、壁や屋根の損壊、ゆれによる歪みにより、やがて倒壊する危険性が残りますし、歪んだ家ではその後生活することが困難であることが予想できます。
よって、テントや寝袋などの簡易宿泊グッズが必要となります。
第二に衣料品
住居は最低限雨風を凌げればよいですが住居よりも重要なものは衣料品です。
寒さ暑さ、そういった暮らしにくい環境で数日耐えうる衣料品は必要です。
特に寝られる程度の装備は欲しいところです。
食料は1週間なくても水があれば生きられますが、寒さは数日で死ぬ可能性があります。
第三に食料、水
地震が一旦収束した後、ライフラインの寸断により最も危機にさらされるのが食料や飲料水など、生きる上で最も重要なものです。
毎日の生活に缶詰めのおかずや乾物食品を加え、常にストックがある状態にもっていきましょう。
おすすめはオートミールですね。
水をくわえて、蒸かせれば尚よしですが、水につけておくだけでも食料として成立します。
別の記事でダイエット健康食として勧めていますが、非常食としても優秀です。
水分はお茶よりもミネラルウォーターを箱買いして常備しておけば飲料水の他、様々な用途があります。
第四にエネルギー
これもライフライン寸断による当面の間、当然動くはずのものが動かなくなる、電化製品や熱、明かりを得るために必須です。
携帯電話、スマホは今や必須のアイテムですが、これは電力が得られているから使えるものです。
電力が得られなくなって失われるものをまずリストアップしてみましょう。
炊飯器、レンジ、冷蔵庫、ラジオ、テレビ、コンタクトレンズの煮沸器、パソコン、スマホ、電子タバコ等々、人によっては命に関わる電化製品があるかもしれません。
よって、電池、モバイルバッテリー、蓄電池、ランタン、木炭、カセットコンロなどがあるとよいと思われます。
第五に連絡手段
スマホの電力確保を第一にすべきですが、通信回線が寸断されている状況も想定して、家族との非常時の連絡方法を定めておきたいところです。
自宅が倒壊しない場合でも、その場所に立ち入りができるかわかりません。
よって、避難場所を決めておくこと、更に避難場所の優先順位を決めておくこと、災害ダイヤルの周知は最低限必要であると思います。
自宅壁面にメモを残すのもひとつだと思いますが、この場合、記載日時、状況、避難場所等、何を記載するのか、必要な情報をあらかじめ決めておくことがよいと思います。
いろいろ書きましたが、最低限必要な物はスマホ、モバイルバッテリー、木炭、水、食料、衣料品、これだけは欲しいところです。
まとめ
東京、大阪などが被害にあう可能性のある南海トラフ大地震、その場合は国家機能が停滞する可能性も考えられます。
その場合は救援活動も迅速に遂行されないことも想定しなくてはなりません。
災害時には予想外のものが不足しますが、ここに記載したものは基本中の基本、最低限です。
災害場所では履物がなかったり、下着、衣類も不足するでしょう。
当然物資購入などではクレジットカードやスマートペイなどは期待できず、現金が必要となりますが、そのあたりは最悪なくてもなんとかなると考えます。
なによりも、自身の命を大事に持って帰ってください。
自分の命があれば、他人の命を救うことができます、自助からの共助ですね。
お金も衣類、電化製品もそのうちなんとかしましょう、最低限の食料、飲料水、寝ることができる場所を確保すれば、きっとなんとかなります。
今、この稚拙な文章をよんだあなたは、何かの縁があってここに辿りついています。
もし災害時の備えがなければ、最低限の『水、食品、モバイルバッテリー、燃料、上着』だけでも用意してください。
災害時でなくともあると便利なものです。