
こんにちは!温泉の国の岐阜出身、温泉マニアでもあるkoukiです!
今日は岐阜県の奥飛驒温泉郷、平湯温泉にある平湯の森で宿泊しましたので、そのことについて語っていきたいと思います!
私は風呂好きです。
そして温泉マニアとして数々の温泉にも入ってきました。
温泉は大地のパワーを存分に吸収できるパワースポットだと考えています。
草津、登別、山代、白骨、下呂、箱根、有馬、別府等々の日本屈指の温泉に入っていて、他にも〇〇温泉とあれば、とりあえず入ってみたいという願望があり、時間の許す限り、温泉に浸かってきました。
そういった温泉大国日本にある温泉の中で私は岐阜県の奥飛驒温泉郷を押します。
奥飛驒温泉郷は、飛驒国高山にあります。
平湯の他、栃尾、福地、新平湯、新穂高からなる一大温泉地域です。
有馬温泉や草津温泉のような、温泉街ではなく、山奥にこんこんと湧き出る温泉宿泊地といった雰囲気のいわゆる秘境的な温泉地です。
電車は通っておらず、高山市内からバスや自家用車で40分程度走ると、山奥にいくつもの温泉地があるのです。
いずれの温泉地も、いわゆるお忍びで、不倫旅行には最適ですよ!
当然、家族連れも最適ですがね。
もくじ
平湯温泉地の特徴と歴史
奥飛驒温泉郷の中でも平湯温泉は最も歴史が古く、かつ有名、人気の温泉地です。
最近は平湯に安房トンネルが完成し、東京からも長野を経由して最も近い温泉地となりました。
また、奥飛驒の交通の要所として、現在は大きなバスターミナルがあり、そこからシャトルバスで2,900m級の山である乗鞍岳の9合目付近へ行けたり、透き通る川の水で有名な長野県の上高地に行けたり、穂高ロープウエーであっという間に天空へ行けたりと、温泉のみならず、自然の景観とよどみのない綺麗な空気を楽しめる一大拠点となっています。
現在はこのような要所となっている平湯ですが、道路やトンネルがない頃には、飛騨市神岡町を経由しなくてはいけない奥飛驒温泉郷の中でも、秘湯中の秘湯の温泉地でした。
詳細は平湯温泉観光協会の公式HPを見ていただきたいのですが、少しだけ特徴や歴史に触れたいと思います。
奥飛驒温泉郷一帯は火山活動の活発な地域であり、その源泉温度も90度を超える熱湯の状態で噴出しています。
また、その昔温泉郷一帯が海底であったことを証明する化石が多数出土しています。
温泉地の始まりは1564年頃、武田家家臣、山県昌景が信濃から飛驒に攻め入った際に発見したという記録が最も古いものだそうです。
温泉保養地としての始まりはその頃になるのかもしれませんが、あの規模の温泉が噴出しつづけているならば、記録が見つかっていないだけで、付近の人々にはもっと古くから知られていた可能性はあります。
いずれにせよ、人の足のみで踏み入るには非常に険しい山々を超えなければ到達出来ない場所でしたので、都市から近い有馬温泉のような賑わいは、今でもありません。
だからこそこの温泉地を押すのです。
今、道路が整備され、気軽に車で行けるこの時代に感謝して、是非とも秘湯を訪れて頂きたい、岐阜県民として心から思うのです。
泉質と効能
私は硫黄泉が一番好きです。
自宅でも、お腹を壊した時に屁をするとたちまち硫黄泉の香りが楽しめますが、いわゆる腐った卵臭です。
湯の色は様々ですが、一般的に白い濁った色です。
鉄分が豊富ならば赤褐色となりますが、平湯等の奥飛驒温泉郷は薄い白濁色です。
関東の方ならば箱根温泉を思い出して頂ければ良いかと思います。
火山の恵みである硫黄泉は、様々な効能がありますが、私の経験上最も効果が得られる疾病としては、皮膚病です!
ニキビに硫黄が効くことはあまり知られていないかもしれませんが、ニキビや吹き出物、硫黄泉に入ればたちまち治りますよ。
アルカリ泉は肌をスベスベにしますが、平湯温泉は硫黄泉とアルカリ泉が混ざっており、保湿や皮膚ケアには最強だといえます。
平湯温泉は場所が場所だけに人口が少なく栄えていませんが、温泉病院があっても良いレベルの究極の温泉地なのです。
ここでは平湯の森を全力で押しますが、平湯のみならず、奥飛驒温泉郷全てが大自然の中に脈々と育まれたすばらしい地域で、いずれの温泉地も宿泊施設も、あなたをとりこにすること請け合いです。
平湯の森に泊まってみよう!
そんな、私的には最強の温泉地と公言している平湯温泉ですが、その温泉郷内にある最も有名で最も満足度の高い、『平湯の森』に宿泊したので、その感想を書いていきます。
平湯の森は近いこともあり、過去に何度も日帰り入浴で入らせてもらっています。
料金は日帰り入浴500円、年間パスポートは3650円という驚きの価格設定です。
広大な敷地に幾つもの露天風呂があり、その規模や構造だけでも圧巻の施設です。
ここは宿泊もやっており、宿泊の価格設定についても非常に安価ですので、私もいつか平湯の森に泊まってみたいと思っていました。
それがこの度、いよいよタイミングが合って宿泊することができました。
平湯の森に泊まってみよう!!
平湯の森の大露天風呂
平湯の森の風呂は、何はともあれ露天風呂です。
当然内湯も天井の高い木製です。
私の個人的印象として、大正、昭和を感じるノスタルジックな作りになっていて、それだけでも十分古き良き温泉を味わえるのですが、平湯の森は更にこれでもか、という程温泉を楽しめます。
露天風呂は圧巻であり、斜面に作られた多数の風呂は驚きと共に幸福感すら覚えるものです。
広大な敷地に複数の露天風呂、檜風呂、滝風呂。
温泉に入るならば温泉で十分ですが、更にサウナもきちんと完備されている・・・無敵。
温泉施設という面で言えば、岐阜県下呂市の馬瀬温泉にある美輝の里は温泉施設としては最強だと思いますが、泉質と雰囲気、施設、価格などを考慮すれば、平湯の森は施設、泉質等の総合力で、私は最強だと考えています。
日帰り入浴で、温泉を楽しむならば、平湯の森、これ一択と言っても過言ではありません。
午前3時30分に撮影しました。
朝風呂に入りたくて、午後9時過ぎに就寝したら午前3時半に起きてしまいました。
遠足前日の子供と同じ理屈ですよ。
入浴者は当然ながらだれもいませんでした。
登山客はもっと早く出発するか、日が昇ってから出発しますので、登山客にとっても午前3時半なんて時間は中途半端な時間ですからね。
広大な露天風呂を独り占め、それが宿泊者のメリットです。
吹き出す源泉!固まる湯の花!
あちい!源泉、かけ流し・・・
おならの匂いと同じでも、硫黄温泉であれば素晴らしい香りとなります。
誰もいませんよ・・・いるわけない、午前3時半。
癒される。。。
平湯の森の宿泊施設
最強の温泉地として私が公言する平湯の森、日帰り入浴だけでなく、宿泊もできるのです。
通常の和室はもちろん、コテージもあり、バーベキューやキャンプを兼ねて宿泊することができるのです。
なんだよこの施設は!
どこまで利用者の心を把握しまくってるんだよ!
温泉浸かって和室でビールもいいけど、コテージでみんなでバーベキューしてビール飲みたいさ!
家族旅行でも仲のいい連れまわり旅行でも、会社の親睦旅行でも最適じゃないか!!
しかも安いんですよ!!
布団を敷くのサービスはないです、歯ブラシやタオルはあるけど最低限です、お茶もセルフです。
ですが、そういったサービスを排除して、ただただ温泉と仲間との語らいを楽しむには十二分の料金設定になっています。
食事なしの宿泊でもレストランはありますので、飲食に困ることはありません。
和風の旅館でのんびり過ごすのも良いと思いますが、平湯の森は温泉を楽しむという目的を充足したうえで安く楽しめる施設なのです。
宿泊者専用風呂の存在
宿泊者は専用の内風呂があります。
割と狭い内風呂で、そこから巨大な露天風呂にでることができます。
日帰り入浴でも露天風呂から、宿泊者専用の内風呂に簡単に入ることができるので、知らせれていなければ、宿泊者専用の内風呂にはいっていくことでしょう。
実際私は何度も宿泊者専用風呂に入ったことがあります。
ですが、本当に宿泊者しか入れない専用風呂が他にあったのです。
平湯の森、家族風呂!!!
宿泊当初、私は
「へー、家族風呂かぁ。普通の家庭用湯船サイズだろうけど、皆で入れるならいいかなぁ。」
程度の認識でした。
実際に入ってみると、私の想像を超えるクオリティでした。
今回この平湯の森の記事を書こうと思ったのは、家族風呂があまりに素晴らしかったことが大きな理由です。
ここからは写真メインです。
家族風呂に入ります。
充分広大な脱衣場だというのがわかるかと思います。
こんなに広大な脱衣場を利用できます。
10人以上の家族が一斉に服を脱げますよ!
脱衣場にはきちんと温泉分析書が!
大きな家族風呂が出現です。
半円の風呂??
鏡?最初はそういう印象でしたが、なんと中央に壁があり、扉が設置されています。
その向こうは何がある??
非常に凝った作りになっています。
その向こうにも当然風呂が!
広い、家族風呂でこの広さ!?風呂は当然平湯温泉!
扉の向こう側から内側を撮影してみました。
家族風呂は2つ。
構造は二つとも同じですが、10人家族でもいけるサイズでした。
洗い場も十分。
下を見ると、巨大な風呂釜でした。
このお風呂で、家族みんなで温まることができました。
まとめ
今回は平湯の森をゴリ押ししましたが、奥飛驒温泉郷はいいですよ~。
どこもかしこも温泉です。
高山市内から車で40分。
飛騨市神岡や古川からも近い。
神岡はカミオカンデやガッタンゴー。
古川は起こし太鼓の古川祭り。 映画『君の名は』の舞台である飛驒古川駅。
新穂高ロープウエー、上高地、乗鞍岳、ナガセスッポン養殖場、飛驒大鍾乳洞、クマ牧場等々。
一つ一つ細かく解説したいところですが、長くなりますのでまたの機会に。
観光地を列挙しただけでも、飛驒は1日じゃあ足りませんよ。
食で言えば山菜はもちろんですが、富山が近いので以外にも魚も食べることができ、かつ新鮮でうまいですし。
ホント、心の洗濯をしたくなったら岐阜県の飛驒ですよ!
旅行の計画中であれば飛驒を絡めてみてください。
例えば、
名古屋港→名古屋城→岐阜市鵜飼→郡上の食品サンプル→高山市内→奥飛驒→富山で寿司など。
家族旅行や友人旅行、不倫旅行でも、間違いなく楽しめますよ。