【目的地ラン】一宮市開明のエロ映画館『シネラマパワー』へランニングで突撃してみた

こんにちは!走って飲んで、飲んで食っては走っているkoukiです!

ランニング目的地の選定

ランニングでどこまで行けるのか・・・。

私の目標は時間ではなく、いかに走りを楽しむかです。

走り方や考え方は記事に書いています。

辛いと思うことはいつだってできますから、生物の基本である、楽しむことを求めてランニングを楽しんでいます。

タイムを縮めることが楽しいと考える人を否定しているわけではありません。

ですが、少なくとも私は、景色やランナーハイ、その場所や時間の空気、走って遠くまで来たという達成感などに楽しみを見出しているに過ぎませんので、楽しみ方は人それぞれです。

私の最近の目的地である、愛知県一宮市開明(尾西)にあるエロ映画館までランニングしました。

ランニングはBCAAのみならずプロテインで効果は倍増しますよ。

健康的に痩せるなら、栄養学も学ぶべきです。

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そんなことよりも、

ずっと気になってました・・・。

日活ポルノと看板に掲げ、古き良き昭和の香りがする建物と看板に!

今時、様々な娯楽があって、エロ事情も多岐にわたる媒体があり、本やDVDだけでなく、インターネットでタダですぐに目的を達することのできる分野であり、そういう時代です。

過去に栄華を誇ったものも、時代の流れによって淘汰され、根幹を残しつつ、新たな分野が隆盛を極める、そしてそれも別の分野に取って代わられる・・・ほとんど全てがそのように動いています。

今、この時代に、この場所に生きている者として時代のうつろいを見届けなくてはいけない・・・。

そう考えて、私のランニング目的地に指定されたのです。

私と共に走り出した楽しみ

映画館の付近に銭湯がありますので、初めて行く場所ですし、敬意を込めて、身を清めてから行くことはとても重要です。

銭湯で風呂に入ってランニングで湿りからかした汗を流すとともに、サウナで更に汗を流す。

もはや自宅を出た時の私の体の水分は総入れ替えといった様相です。

平日の朝出発でしたので、銭湯にはまばらなお客さんしかいませんが、お客さんの中でこの後にエロ映画館へ向かう人は、きっと私だけではないはずです。

ネット情報によると、エロ映画館で上映されるのは、いわゆる日活ロマンポルノと呼ばれるもので、昭和に流行したものの今は製作すらされていないと書いてありました。

更に4K8Kの放送が始まった、このデジタル映像時代にあって、アナログフィルムを映写機で映し出す数少ない映画館のようです。

先程も申し上げたとおり、ネットでタダでエロ動画が見える現代にあって、有料のエロ映画館がこのまま営業を続けるのは今後非常に厳しい段階にきていることは間違いなく、かつデジタル映写ではないのであれば、需要から考えて機械の入れ替え利点はありません。

時代の遺物となろうとする存在をこの目で見届けておきたい、そう思ったのです。

岐阜県の柳ヶ瀬には朝日座というエロ映画が同じく営業していますが、本日はランニングに適した距離であることと、風呂が近いということ、駅が近く帰りには電車で帰ることができるといった面を総合的に勘案して、一宮市開明のシネラマパワーを選択しました。

シネラマパワー 日活ロマンポルノ 一宮市 尾西 開明 エロ映画館

午前11時に到着です。

すみませんね、性能の悪いスマホですので写真がショボい。

シネラマパワーは古い建物ながらも荘厳な造りで、その独特な外観は私の興味をくすぐるもので、前を通る度に一度行ってみたいと考えていました。

ただ、岐阜の新聞では一宮市の映画情報の記載はありませんので、ネットで調べることがせいぜいであり、ネットによるとおそらく営業はしているという情報は確認できました。

しかし、いざ到着してみると、外観は塗装がはげ、既に営業していないのではないかと心配させられましたが、看板下に貼り付けられた堂々たる『入場料1200円』の新しい文字が元気に営業をしている証拠であると確認できました。

よかった!

しかも看板に大きく「DVD販売してます」とか書いてあります。

また、以前は『土曜日オールナイト』って書いてありましたが、今は午前0時までのようですね。

すげぇな。シネラマパワー。

表の看板記載は豪華三本立てですが、おそらくは一本でお腹一杯になって帰ることになるでしょう。

建物南側に設置された古い階段を上ると、2階から建物内部に入ることができ、入口には券売機が。

平日1200円の隣に優待1000円のボタンがあるのですが、どこかにあるであろう優待券を探すことを忘れていたことに気が付きました。

こういうところは大抵割引券があるんですよね、まさご座でもあるし。

しまったなぁ。

その場に立つまで優待料金があるかもしれないということすら思いつかなかったのですよ。

なんせランニングがメインでしたから。

柳ケ瀬のストリップ劇場である『まさご座』はスポーツ新聞に割引券、ホームページにも割引券がアップされていますが、シネラマパワーについてはホームページもなく、いかんせん情報が少なすぎるのです。

このページににたどり着いたシネラマパワーに興味のあるあなたにとって、少しでも有益な情報となれば幸いです。

また、ここに記載もれした私の知る限りの情報はお答えしたいと思いますので、コメントに質問をしていただければ、お答えしたいと思います。

さて、私は通常料金である1200円の入場券を購入しました。

入場券には午前10時45分の回と記載されているがネット情報によると開店は午前11時。

なぜ??という素朴な疑問ですが、ネット情報も数年前のものしかありませんでしたので、もしかしたらもっと早く開館してるのかな?

入場口には70歳過ぎのおばあちゃんが券をもいでくれるが、高齢女性が頑張って経営しているという情報がネットにあったので恐らく経営者だと思います。

いざ、映画館の中へ入ると雛壇ではない平面の座席で、およそ30列×10席くらい。

席には6人位のお客さんが座っているのですが、館内一番後ろにはベンチシートが設置され、そこには3.4人の人が座っていました。

朝一番の時間に6人程も客がいることは正直予想外でした。

また、席はがら空きなのに、一番後ろのベンチシートにお客さんが座って映画をみていることも理解が及びません、何かルールがあるのでしょうか。

私は映画館の一番中央にあたる位置に座って初の日活ロマンポルノを見ることにしました。

平成はじめ頃に作られたであろう風貌の役者達が映し出されています。

ストーリーは売春で生計を立てるスナックのママを母親にもつ男子高校生が、母親に期待されて医者になるように言って聞かされて育てられているが、実は高校生は別にやりたいことがあり、バイオリニストになりたいと考えているのです。

こっそりと高校の音楽教師の自宅で個人レッスンを受けてすったもんだ、既に離婚している離れて暮らす父親が偉大な音楽家であり、それを知った高校生は母親の苦渋の許可を得て、父親にウィーンにつれていってもらい夢が叶うという、ざっくり説明するとこういうストーリー。

映画全体のストーリーに対して濡れ場は30パーセントから40パーセント、一濡れ場約5分程度が連発する感じです。

ちょっと無理があるんじゃないの、という気持ちすらなくなる程、もう、そういう話ですので、母親から学校の教師、同級生や近所のおばさん、はたまた学校教師と同級生の女子高生などと、出てくる人全員が惜しげもなくストーリー中、ガンガン濡れ場を放り込んで来る。


ここもか!

その体勢でか!

その状況からか!

お前もか!

あ、俺もか・・・

ってな感じで。

ストーリー自体は決して面白いものではないかもしれませんが、無理やりエロをぶっこむ感は斬新であり、新鮮でした。

さて、館内の様子はというと、上映中、更に予想外にも客が増えてくるのです。

後ろのベンチシートは相変わらず数人座って映画を見ているので、新たなお客さんは空いている前の方の座席に座っていきます。

客層は、全員60歳過ぎの男性です。

映画を見ながら小刻みに揺れるような人は居なかったと思います。

ですが、普通の映画館の感覚からすると、途中に劇場から出ていく人は異常に多い感覚です。

また、上映中、プッシュ式ライターのカチカチと音が聞こえたような気がしたかと思うと、タバコの煙の匂いがしてきました。

映画館は消防法で禁煙が義務づけられているものだと思い込んでいたけど、記憶違いだったんだな…

いやいや、そんなわけねーよ!!

喫煙者や館内を見回すとバンバンの赤字で『禁煙マーク』が張ってありますよ!

おれの記憶やっぱ合ってるよ!

なんで平気でタバコ吸えるんだよ?

・・・とは思いましたが、

こういう場所だし、中には倫理観のない人も一人くらいはいるのかなぁ、と思っていました。

しかし、その後もいたるところで着火音や狼煙あがりまくりで、古き良き時代を生きた人たちに支えられた映画館だと痛感ですわ。

幼き日以来の映画館に行ってタバコ臭つけて帰る、という状況となったのです。

昔の映画館はこんな感じだったのだなぁ、古き良き昭和の時代、高度成長の時代・・・。

~タバコの煙を通る映写機の光、それは綺麗だった・・・~

1時間程の映画1本と、2本目の映画を15分ほど観たとこで席を立ち、出口へ向かって振り返ると、館内には15人くらいの客が入っていました。

初めに説明した個人的な時代観測からは予想外の客入りで、まだまだエロ映画館、需要があるみたいで安心しました。

楽しんだ後の帰路

映画を見た後、走って帰るのもわるくはありません。

ですが、私は当初から電車で帰ることに決めていましたので、最寄りの名鉄尾西線の開明駅から乗るつもりでしたが、電車の本数が少ないため、もう少し歩いて名鉄名古屋本線の今伊勢駅から電車に乗って岐阜に戻りました。

車で行くにはなぁ・・・そこまではなぁ・・・的な場所を選定して、ランニングの目的地にすれば、そこは素晴らしい目的地となります。

ランニングに銭湯、シネラマパワー、楽しかったです。

あなたの知っている楽しめるB級目的地、教えてください!

私のいる場所からは少し距離がありますが、関ヶ原のウォーランドなんて場所もかなりキテますよ!

シネラマパワー

愛知県一宮市開明名古羅8の1

☎ 0586-44-8955

営業時間 11:00~21:00(土曜日は深夜12時まで) 多分火曜定休

入場料金 1200円


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