【回顧】伝説的影響力を持った『マスター・キートン』再読の話

こんにちは、日々自分の方向性を模索し続けて現在地がよくわからないkoukiです。

今日は、もはや古い漫画となったマスター・キートンを再読しましたのでそのことについて語ります。

(画像はWikipediaアグリジェントより引用)

マスター・キートン、原作勝鹿北星、作画浦沢直樹の漫画です。

1988年に連載開始し、まさにバブル時代を通過している漫画であり、私が読みふけったのは1994年頃です。

日英のハーフ、考古学者と保険調査員、探偵業、元特殊部隊出身という顔を持ち合わせた人間味溢れる主人公で、インディ・ジョーンズにハマって考古学者になりたいと思っていた私は極めて影響を受けました。

また、内容についても当時の正確な社会情勢分析、考古学の新しい情報、サバイバル術など極めて知識欲を満たす内容です。

私がこの漫画を読んだ25年前は時間があって、お金がない学生でしたので、お気に入りの同じ漫画や映画を何度も繰り返し観たり読んでいました。

必然的に内容を覚えてしまいます。

ただ、最後に読んだのは20年前になるでしょうか。

それ以来ぶりに、ふと本棚に並んでいるのを見て、読んでみようと思ったのです。

最近は本業の仕事が忙しく、漫画や映画なんてものは全く観ることも出来ていないのですが、そういうときに限って読みたくなるものです。

あなたも学生時代等に勉強を始めようと考えて、ふと周りに目をやると、普段気にもしなかった散らかった部屋が気になって掃除を始めたことありませんか?

そんな感覚です、忙しいときに漫画を読みたくなる…精神のバランスを取る行動なのでしょうかね?

私は漫画を手にとり、昔と同じようにベッドの中で読み始めました。

20年経っても大まかな内容は覚えているもんですね。

そして、読んでいた当時の私自身の生活や考えていた事などの記憶が蘇ってきます。

大人になって改めて読んだならば、経験値も上がっているので新たな発見や、当時気がつかなかった細かい描写を理解できるんじゃないか、とも思いました。

ですがそういうのが少ないかったのです。

私が無駄に人生を過ごしたのか、当時にほぼ考え方が完成していたのかわかりませんが、さほどの認識の差がないんです。

よく、小さい頃に観た映画を大人になって見返すと、当時わからなかった心理描写がわかったりするんですが、マスター・キートンに関しては当時とほぼ変わらない感覚なのです。

もしかしたら当時記憶するほど同じ漫画を読みまくっていましたので、記憶している部分について、これまでの人生の場面で知らず知らずのうちにそれを思い出し、その都度再理解をしていたため、今読んでも認識の違いが生まれなかったのかもしれません。

普遍的感覚としては、今読んでも奥深く面白い、極めてよくできた漫画だ、と思います。

今でも色褪せない内容ですよ。

これを書いて知ったのですが、2014年に続編が出ているようですね。読みたい!

今回、このような結果となりましたが、自宅に保管された火の鳥やブッダ、おーい龍馬についてもいってみようと思います。


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